細かい業務を
きっちり行うからこそ、
プロジェクトが回っていく。
だからこそ、やりがいがある。

ビジネス推進本部 企画グループ 商品企画チーム福田 洋子2012年 入社

進む道が定まらない就活から、
働く現実感へ。

どんな業界で、どんな仕事に就こうか。就活を始めたばかりの頃、私の中ではまだなにも定まっていなかった。そんな時、大学の合同説明会にショーワグローブの採用担当の方が来ていた。社名も知らなかったけれど、手袋の製造から販売までを行い、グローバル展開しているという。一つの手袋を開発して、それをお客様に届けるまでには多くの職種が関わっている。ムリに業種を狭めなくても、いろいろな仕事の可能性につながっているというのだ。業界さえ絞れずにいた私には、それはすごく魅力的に思えた。

いくつか面接がはじまった時、他社の面接では時間が決められていることもあり、なかなか自分の思っていることを話しきれずにいた。お決まりのそれっぽいことを言って終わってしまう。そんな状況に、どこかもどかしさを感じていた。ショーワグローブの2次面接では1対1だった。トリッキーな質問をされるわけでもなく、大学生活でどんなことをしてきたのかといった話を、しっかり時間をとって聞いてくれた。私は緊張しやすいのだけれど、ゼミのことなどを普段通りに話せて、本来の自分を出せた気がした。ちゃんと話ができたという実感からか、私自身にショーワグローブで働く現実感みたいなものが湧いた。

先輩の異動で気づかされた
自分の甘え。

私が配属されたのは企画グループだった。企画グループには商品企画と販売促進という2つの役割があり、商品企画では、さらにコンセプトなどを立案する開発担当と、生産・販売に向けた一連の準備をする実務担当に分かれる。私は商品企画の実務担当になった。新商品の立ち上げ時には、梱包資材のデザイン手配、商品情報の登録業務など、多岐に渡る細かい仕事に携わる。女性の先輩が一から教えてくれることになった。最初に取り組んだのは、各倉庫での商品管理をバーコード化するというプロジェクトだった。バーコード化により段ボールのデザインを改版するのだ。商品数は膨大で、同じ商品でもサイズが異なれば印字するバーコードも変わる。デザインを外部に発注し、記載に不足事項がないかをチェックする。細部への気配りが求められる。先輩の下で、日々やりながら覚えていった。

4年目になった時、頼りにしていた先輩が異動することになった。一部の実務を自分で管理し、取り回していかなければならなくなったのだ。いつも先輩にフォローしてもらい、その状況に甘えていたことに改めて気づかされた。失敗してもいいから前に進めるしかない。うまくいかない部分は、その都度修正する、その繰り返しだった。そんな中で、従来あった進捗管理表に手を加えて独自のものを作成した。複数の業務を同時にもれなく行うために、自分のやるべきこと、期限などを明確にし、プロジェクト全体を俯瞰で把握できるようにしたのだ。それまでは、先輩に言われたことだけをやっていたけれど、円滑に進めるためにはどうしたらいいのか、自分で考えて出した答えのひとつがその進捗管理表だ。それは、私にとって業務上欠かせないツールになった。

自分なりにこだわった商品が、
実を結ぶ。

5年目になった時、既存の「コットン手袋」のパッケージをリニューアルするプロジェクトが立ち上がった。素材に吸湿性に優れた綿を採用し、家庭用手袋のインナーや就寝時のハンドケアを狙った商品だ。しかし、その製品の良さが伝わりづらいパッケージだった。そこで商品名を、素材を訴求する「コットン手袋」から、ベネフィットを訴求する「手肌をいたわる手袋」に変更。商品の位置づけから変えて売り込んでいくことになった。早速、企画グループの開発担当と組んで、女性向けのおしゃれで華やかなイメージをコンセプトに、新しいパッケージの制作に乗り出した。デザイン会社に発注して上がってきた複数の案を、営業の女性社員にアンケートを取る。人気の高かったデザインを土台に、さらに細部を詰める。パッケージに入れる商品特長の文言を整理し、調整する。どの特長を、どう入れて、どう伝えるのか。店頭に並んだとき、パッケージデザインと共に、お客様に手にとってもらえるかどうかを左右するからこそこだわった。そうしてできあがった新パッケージは、アースカラーを基調にし、花をあしらったデザイン。ショーワグローブのこれまでの商品にないパッケージになった。

昨年の春に商品が切り替わり、その年の冬には成果が表れてきた。売り上げが上がっているという。ある店舗では、ハンドクリームと併売する提案型の売り場をつくれると評価してくれた。私のこだわった商品が、売り上げの向上につながっただけでなく、新しい売り方の提案ができる商品として可能性が広がっていた。

企画の実務を経験し、
今の自分にできること。

企画グループのブースには、真ん中に小さなテーブルがある。作業していてみんなの意見を聞きたい時、共有すべき情報がある時など、そのテーブルにさっとみんなが集まって議論を始める。相談しやすく、発言しやすい。そんな風通しのよい関係が、企画グループの良さだと思う。就活の面接の時もそうだったけれど、ちゃんと向き合って話を聞いてくれる雰囲気が、ショーワグローブにはあるのだ。そのおかげで、学生時代は自分から挙手して発言するのは苦手だった私が、少しずつ変わってきたように思う。開発担当からアイデアを求められた時、積極的にさまざまなアイデアを出すようになった。なんでも挑戦してみようと思えるようになったのも、ショーワグローブに入ってからだ。

7年目でロジスティックスグループへの異動を経験した後、8年目に再度企画グループで経験を重ねることになった。異動経験で得た新しい視点を活かしながら、企画グループで更なる成長を遂げたいと思っている。

1年目 企画グループ(当時の企画部 商品企画グループ)に配属 商品管理をバーコード化するプロジェクトに携わる 4年目 先輩の異動一部の実務を自分で取り回すことに 5年目 「コットン手袋」のリニューアルプロジェクトに従事 6年目 「手肌をいたわる手袋」の成果が表れる 7年目 ロジスティックスグループ(当時の計画物流グループ)へ異動 8年目 企画グループへ異動

プロジェクトの達成に向け、
開発担当が牽引し、
実務担当が支える。

企画グループの商品企画業務は、開発担当と実務担当に分かれます。新商品の立ち上げでは、開発担当が商品コンセプトなどを立案し、そのコンセプトにそって実務担当が生産・販売に向けた一連の準備業務を行います。つまり、開発担当がプロジェクトを牽引し、プロジェクトの達成を支えるのが実務担当です。商品の良さをお客様に伝えるために、どんなコンセプトで、何を訴求し、どんなパッケージで売るのかが重要になってきます。商品の立ち上げから関われるところに面白味があり、プロジェクトが完遂したときには達成感を味わえます。

その手が、未来をつくる。

わたしたちとともに未来をつくる、
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