M.K

Q1.なぜショーワグローブを選んだのですか?

就職活動では、生活に身近な商品を扱うメーカーの仕事に興味を持っていました。大学で美学芸術学を学んでいたので、メーカーの商品企画などの部門なら、関心のあるデザイン領域の仕事に携われるのではと考えたのです。そして印刷関連やオフィス文具、生活用品のメーカーを中心に企業研究をする中で出会ったのが当社でした。説明会で話を聞いて惹かれたのは、手袋に特化して事業を展開しているということ。そのこだわりがユニークだなと俄然興味を掻き立てられました。その後の面接でも、私の質問に積極的に答えてくださり、手袋一筋に対する想いや仕事の面白さを知ることができました。決め手になったのは、私たち学生にとても丁寧に接してくださったこと。最初から最後までその対応は一切ぶれることなく、他社と比べても“人の良さ”が抜群だったことから、当社への入社を決めました。

Q2.入社後から現在までの仕事内容を教えてください。

入社前は企画系の部署が希望でしたが、お客様や商売を具体的に知らずに最初から企画部門に行くのではなく、まずは企画で活躍するために必要な現場経験を積みたいと考え、最前線である営業を志望しました。希望が叶い入社後は大阪営業所で4年間、スーパーやドラッグストアなどの小売店を担当。それぞれのバイヤーとの信頼関係構築や、業態ごとの客層や売れ筋の違いの把握、特性に合わせた売場の提案や新商品拡販の経験を積みました。あるドラッグストアでは、他社商品が棚のメインを占める売場に食い込むべく、その棚の横に季節のニーズに合わせた商品展開スペースを提案し、当社商品の売上を数倍に伸ばす成果も上げました。そして5年目に、念願のマーケティング部に異動。営業で学んだ現場の知見を活かしながら、商品を世に出す商品企画業務に携わる日々を送っています。

M.K

Q3.商品企画の仕事のやりがいはなんでしょうか?

商品企画課の業務は、開発担当と実務担当に分かれます。新商品の立ち上げでは、開発担当が研究開発部と協力して製品開発を進め、その商品コンセプトなどを立案しています。そのコンセプトにそって実務担当が生産・販売に向けた一連の準備業務を行います。私は実務担当として、商品上市までのスケジュール策定や、パッケージ資材の手配業務を担当し、様々なプロセスの面白さを実感しています。まず実務業務では、外部のデザイン会社や生産の現場など、社内外の複数の関係者と連携することが多く、様々な立場の視点や要所を学ぶことができます。またパッケージ資材の制作は、まさに入社時に思い描いたデザインに携わる業務そのもの。外部のデザイン会社と協業し、クリエイティブなパッケージづくりに取り組む面白さがあります。さらに同じ手袋でもターゲットが違えば、パッケージの見せ方にも違う視点が必要になります。頭を悩ませることも多いですが、アイデアを形にしていく達成感を味わえることに、期待通りのやりがいを感じています。

Q4.成長の機会となった出来事を教えてください。

営業だった4年目に、家庭用手袋の新商品を開発するワーキンググループに参加したことです。経験の浅い私にとって、先輩方の議論や分析、仮説を聞く場は、企画に必要な知見を広げる機会になりました。刺激を受ける中で私が提案したのは、他社にない色や流行色などのカラー分析に基づくアイデア。この時自分なりに分析し、考えをまとめた経験がその後の営業活動にも活かすことができました。その後、マーケティング部に異動した私に吉報が届きました。私のカラー提案の一部が、新商品「ナイスハンドDAYS」に採用され、2023年の販売が決まったのです。この商品の実務業務も私が担えることになった時は、嬉しかったですね。パッケージの制作でも、開発担当や商品企画のメンバー、営業の方々と議論を重ね、特長であるカラーをしっかりと伝えるデザインを追求しました。製品ができた時は、感慨もひとしおでした。お客様からも「こんな色がほしかった」との声が多く寄せられ、大きな手応えを得る経験となりました。

M.K

Q5.今、挑戦していることを教えてください。

企画部門では今、ユーザー視点に立った、“マーケットイン”の発想に基づく商品開発に力を入れています。私自身、実務系の業務に加えて、研究部門の試作品に基づいた仮説立案やSTP分析※など、商品コンセプトの立案業務に取り組んでいます。私が着目しているのは、30代以下の女性に向けた商品開発。彼女たちは家庭での手袋使用率が低く、そこにアプローチした商品も現在は少ない状況です。「思わず使いたくなる家庭用手袋とは? 見た目が重要なのでは? オシャレなものなら積極的に使うはず……」。私自身と世代が重なるため、私ならどう感じるのか、様々な仮説を巡らせているところです。今後、どういうアイデアに発展していくのかはわかりませんが、今は“ゼロからイチ”を生み出すこのプロセスを大いに楽しんでいます。今後も営業で培った現場感と企画に来て学んだ知見を活かし、新商品開発を任せられる担当へと成長していきたいと考えています。
※Segmentation(セグメンテーション)、Targeting(ターゲティング)、Positioning(ポジショニング)分析

M.K

Last.最後に学生の皆さんへ。

毎日の大学生活を思いっきり楽しんでほしいです。それは今しかできない大切なことです。まずそれを一番に伝えたいですね。大学時代を思いきり楽しんだ私は、悔いなく社会に飛び込めました。就職活動も学生だからこそ経験できる大学生活の一部。様々な企業の話を幅広く聞ける機会を大いに楽しみ、自分が納得できる道を選んでほしいと思います。もちろん社会人になっても、楽しいことがたくさんありますよ。ご心配なく!

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