社員それぞれが
手袋にかける情熱

手袋を作り続けるショーワグローブ。だからこそ、社員それぞれが手袋にかける想いや情熱も多種多様です。自分の中の推し手袋や、それにまつわるエピソードについて語っていただきました。
社員それぞれが手袋にかける情熱

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「自慢の商品を届けたい」
その一心で取り組んだPR。

わたしの推し手袋は…

R・U さん
  • マーケティング部
  • R・U さん
  • since 2017〜

AC800 制電フォルテックスニトリルパーム手袋

AC800 制電フォルテックスニトリルパーム手袋

営業企画課として、2023年9月に発売された耐切創手袋フォルテックスシリーズの販促プランの立案、販促物の制作を行いました。どのようなユーザーベネフィットを訴求できるのか、それをどのようにチラシやパンフレットでPRするのかということを思案しました。今までのショーワグローブ製品にはないスペックの耐切創手袋であったため、とても苦労しましたが、開発に携わった方々や営業の方々、さらには営業担当時代のお客様へヒアリングをし、商品特長を具体化することができました。共通のチラシだけでなく、得意先専用のパンフレットの制作も行いましたが、その際にも活用することができました。今ではフォルテックスシリーズのファンになっています。

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キャパオーバーの大量発注。
諦めずに取り組んだ経験が自分の糧に。

わたしの推し手袋は…

A・K さん
  • ロジスティクス部
  • A・K さん
  • since 2008〜

No.282 防寒テムレス

No.282 防寒テムレス

私の推薦する当社の手袋は、今や全世界で当社の売れ筋商品となっている「防寒テムレス」です。ブルーに始まり、続いてブラック色、オリーブ色が発売されました。
数年前、日本の繁忙期である冬と重なるように、アメリカからの新規受注がやってきました。その数量は1ヶ月に生産出来る数量を大きく超える数量で、当初の生産予定数量では納期にミートできない状況でした。そこで、まず私は工場を支援している部署へ掛け合い、ライン・編み機・手型のキャパシティを確認しました。その後は、そのキャパ内で生産可能で、かつ受注に見合った生産予定の変更案を海外工場へ提案しました。こちらでは確認出来ていなかった生産制約があり、そこからまた少し変更を加えて、最終的には、それぞれの販社の希望納期にミート出来るような生産計画へ変更することが出来ました。的確なアドバイスを行ってくださる支援部署、柔軟に変更案を聞き入れてくださる海外工場があってこそ成し遂げられたことであると感じています。
普段、中間部署として末端のお客様と接する機会が少ない私にとって、必要なときに必要な方へ手袋を提供出来たことを大きく実感した出来事となり、それからホームセンターやTVで防寒テムレスを見かける度に嬉しくなり、また様々な場所で活躍している防寒テムレスを誇りに思います。

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誇らしいほどのこだわりと、
妥協せずにかけた「3年」。

わたしの推し手袋は…

D・K さん
  • 研究開発部
  • D・K さん
  • since 2008〜

CN740 ニトリルゴム製化学防護手袋

CN740 ニトリルゴム製化学防護手袋

まず、手袋を製造するには、ゴムラテックスなどの『原料』、糸で編み上げた『原手(軍手のようなもの)』、手袋を成型するための『手型』が必要となります。私はこの中の『手型』について、研究開発を行っております。手型の開発は手袋を開発する中では最も上流工程に位置しており、手袋の履き心地を決定するだけでなく、上述する『原料』や『原手』、製造ラインのことも考慮しながら、開発を進めていく必要があります。
私の推し手袋CN740 ニトリルゴム製化学防護手袋は一般的に炊事用として使用されている手袋の耐薬品性とグリップ力を大きく強化したものとなります。また、この手袋は開発本部配属2年目に、初めて手型開発を担当した製品でもあり、開発着手から手型の量産までに約3年かかった非常に思い出深いものでもあります。したがって、この手袋の開発では様々な思い出、経験を積みましたが、その中でも『他社に負けない履き心地の強化』、『グリップ力の強化』を達成するために、数えきれない程のトライ&エラーを繰り返したことは、ショーワグローブが誇る品質へのこだわりを強く感じた場面でした。特に、手型量産が進んでいる中で、『他社に負けない履き心地の強化』のためにもう一度形状の見直しを行ったことは今でも強く記憶に残っています。これからも手型開発者として、あらゆる側面から履き心地の良い手袋を日々目指していけたらと思います。

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海外の現場訪問を繰り返し、
ワンチームで乗り越えた高い壁。

わたしの推し手袋は…

K・H さん
  • 購買部
  • K・H さん
  • since 2002〜

No.882 ニトリスト・タッチ

No.882 ニトリスト・タッチ

私は、2022年に同じ購買部の原材料課から商品課へ異動となり、初めて仕入品の購買担当となりました。当社の仕入品はシングルユース手袋(いわゆるディスポーザブル手袋)が金額の多くを占めていますが、私が商品課へ異動した時はコロナウイルスによるパンデミックが落ち着きを見せてきた頃で、海外の仕入先訪問がやっと再開できる状態でした。真っ先に取り組んだのは、当時お客様からの不良品の報告を頂く事が多くなっていた海外製品の不良率改善でした。パンデミックの間、ビデオ会議はできたものの現地訪問が難しく、なかなかこちらの意図を理解してもらうのが難しかったのですが、海外訪問が解禁されるとすぐに部下と一緒に仕入先を訪問し、当社の状況、困っていることを図やグラフを使いながら説明し、不良率の改善目標を設定しようと提案しました。
その結果、2023年には不良率を半減させるという目標に合意してもらい、その後毎月ビデオ会議を行い、3ヶ月に1度程度の間隔で現地も訪問(夕食時はビールを飲みながら懇親を深めつつ)、継続的な取り組みを実施しました。取り組み開始後数か月は引き続き不良率が高い状態が続き、「やはりハードルが高すぎたか・・・。」と思う時もありましたが、8ヶ月後に初めて目標を下回ることができ、1年を過ぎた頃には目標を大幅に下回る不良率改善を達成できました。初めて目標を下回った際は、言葉では言い表せない達成感がありました。一緒に取り組んでくれた部下や品質保証室のメンバー、特に仕入先の関係者には感謝の気持ちで一杯です。今後も、お客様に御満足頂ける品質の商品を仕入れていきたいです。

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初めての海外赴任で学んだ、
1からものを作る難しさ。

わたしの推し手袋は…

S・T さん
  • 生産技術部
  • S・T さん
  • since 2005〜

No.376R HOLD(ホールド)オイル&ナックル

No.376R HOLD(ホールド)オイル&ナックル

No.376R HOLD(ホールド)オイル&ナックルは私がベトナム工場に赴任して間もなく新商品の立ち上げとして関わった手袋です。初めての海外工場勤務というなかで、この手袋の特徴の一つであった軍手部分の生産を担当したことが記憶に残っています。その特徴が肌触り(滑らず、ざらざらした感じ)でした。まず、その特徴を出すための作り方を現地の人に伝えることに苦労しました。軍手部分に綿とナイロンを使用していたのですが、この組み合わせは初めての仕様だったのでこれまでに現地で生産した実績が無く、その作り方を1から現地の人に説明する必要がありました。また、この仕様に起因する不良が発生し、なかなか改善できなかったことも記憶に残っています。
初めての赴任で現地の言葉もままならず現地の人たちとの関係が出来ていないなかで、商品の特徴を出すための生産方法の説明や不良改善は当時の私にとっては大変難しいテーマでした。
そんなNo.376R HOLD(ホールド)オイル&ナックルも改善の継続やマイナーチェンジなどを経て安定して生産できるようになり、10年以上経過した今も継続して生産されております。この手袋を見ると苦労して立ち上げた当時のことを思い出すとともに、この手袋を選んで使用してくださっているお客様がいることを嬉しく思います。

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使用者の声に励まされ、
得られた喜びと誇り。

わたしの推し手袋は…

N・K さん
  • 西日本営業部 名古屋営業所
  • N・K さん
  • since 2018〜

DURAcoil346

DURAcoil346

入社2年目の春に、電設関係のお客様より「耐切創手袋の見直しをしたい」という相談をいただきました。当時他社品の耐切創手袋を使用していましたが、手袋ごと手を切る事故が発生したという経緯でした。話をうかがうと、他にも、耐切創手袋を着用していても操作性が悪く手元が狂ったり、作業がしづらく手袋自体を外して作業してしまい、切創事故が起こっていることが分かりました。そこで、耐切創性は勿論、着用したまま作業ができるかという点を重視し、他社品も含めたトライアルを実施しました。結果は「DURACoil 346が耐切創性、作業性ともに最も優れている」というフィードバック。DURACoil 346が切創の危険がある作業での推奨品に設定されたのです。
採用となったことよりも感動したのは、それから数カ月後、実際にDURACoil 346を着用し作業をされている方にお会いした時です。DURACoil 346の天然ゴムの滑り止めはグリップ力が高く、またショーワグローブ独自の手型で手にフィットします。自分の力をサポートしてくれる感覚があり、「むしろ手袋を着用した方が作業しやすい。今は相棒みたいなもの」と話してくださいました。自社品に自信と誇りを持てた瞬間です。どんな手袋がお客様にとって良い手袋なのかは、お客様の抱える課題によってさまざまです。しかし、手袋が単なる消耗品ではなく、お客様にとって共に作業する相棒のような存在になりうることを実感して以来、DURACoil346は私にとって特別な”推し手袋”です。

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本当に求められているものは、
現場でしか見えてこない。

わたしの推し手袋は…

K・M さん
  • 東日本営業部 仙台営業所
  • K・M さん
  • since 2012〜

No.544ケミスターパームFS

No.544ケミスターパームFS

モノづくりの現場の安全を支える耐切創手袋。自動車メーカーへ耐切創手袋の拡販を目的に各現場を訪問していたときに、見えてきたのは「女性の現場作業員が増えてきているのに、小さいサイズの耐切創手袋が無い」こと。しかも、サイズが合わなくても当たり前、こんなもんだと思いながら、小さいサイズが欲しいといった声をあげられずに作業をされていました。彼女たちの業務は、部品の運搬や金型の保全など、怪我の恐れの多い作業が多く、安全のため耐切創手袋をつけることが推奨されています。それなのに、手に合わないサイズを着用していること。そこに着目し、当社として何か出来ることがないのかを考え、アンケートを取った結果多くの方が小さいサイズを要望していることが分かりました。そこで会社へフィードバックし開発されたのがNo.544ケミスターパームFSのXSサイズ。新しい手袋だけではなく、既存手袋でも“サイズ”に目を向けることも大事なことなのだと学びました。実際に現場の女性作業員の皆様からも、指先までフィットすることで作業性が格段に上がったと感謝の声をもらうことができ、思い出に残る手袋になりました。