お掃除のプロがノウハウを伝授!

プロに聞く!お掃除のコツ

高橋 敬子さん Keiko Takahashi

高橋 敬子さん
Keiko Takahashi

高橋 敬子さん Keiko Takahashi

高橋敬子さん( 日本ハウスクリーニング協会理事 )

高橋敬子さん( 日本ハウスクリーニング協会理事 )

元介護福祉士。ホームヘルパーとして各家庭を訪問するうちに、ハウスクリーニングの重要性を感じて転職。現在は業界の活性化とともに、ハウスクリーニングで得たノウハウを一般の方々へ普及する活動、働く女性の支援と働く場の提供を行っている。


※こちらは過去の記事です。記事内で紹介している商品には製造を終了した商品が含まれる可能性があります。

掃除のプロ・日本ハウスクリーニング協会の高橋さんに、掃除のコツを教えていただきました

玄 関

玄関は家の顔。汚れていると印象が悪いものです。電気メーターやインターフォンのような場所も、お客様には見られているかもしれません。

まず砂ボコリを払いましょう

玄関は砂やホコリが集まるところですので、いきなり水拭きをすると砂ボコリが水分を含み、汚れを広げてしまいます。
ホコリを払うのに便利なのが「塗装用の刷毛」。細かい砂ボコリを払うのに重宝します。
玄関に掃除機をかけるとき、家の中と同じノズルを使うことに抵抗がある場合は、キッチンペーパーの芯を斜めに切ったものをノズル代わりにするのがおすすめです。

水拭きの後は乾拭きを

砂ボコリを掃いたら水拭きをしましょう。扉など水拭きの跡が残ると見栄えの悪いところは、水拭きの後に乾拭きを一定方向にかけましょう。玄関のドアノブなどは、弱アルカリ性の洗剤をスポンジに含ませてこすると、手の脂汚れなどもきれいに落ちます。

玄 関

リビング

家族が集まるリビングは、いつもきれいにしておきたいものです。
汚れが気になる床と窓の簡単な掃除方法をご紹介しましょう。

掃除機は押すより“引く”

特に日本製の掃除機の多くは、押すときよりも引くときの方が吸引力が高くなります。
掃除機をかけるときは、ゆっくりと引くことを心がけましょう。
床の種類によってかける方向にも注意。フローリングやたたみでは目に沿って。カーペットでは、タテ・ヨコ十字がけに掃除機をかけましょう。いろいろな方向からかけると繊維に隠れたホコリを取ることができます。

床の水拭きには注意が必要

合板である床材は水分で接着剤をゆるめてしまうので、水拭きは避けましょう。汚れが目立つ場合は、揮発性の高いお掃除用のウェットシートか、固く絞った雑巾で拭きましょう。

あっという間に窓をピカピカにする方法

窓ガラスの掃除には、水とスクイージを使います。
まず刷毛でガラス面やサッシの砂ボコリを払いましょう。次に、ゆるく絞った雑巾で窓全体を濡らします。
スクイージを斜めに傾けて、横に引いて上から下に汚れを落としていき(図1)、最後に残った窓の端でスクイージを縦に動かします。(図2)。窓の下部にたまった水を拭きとって終了です。

水濡れの防止のため、窓の下に古いバスタオルなどを敷いてガードすると安心です。

リビング

玄関やリビングの拭き掃除におすすめの手袋はこちら

  • ナイスハンドミュー中厚手

    やわらかく使いやすい中厚手タイプは、床や窓の拭き掃除など手の感覚を活かしたい作業に適しています。

トイレ

トイレは普段から掃除しているから大丈夫という方も、見落としている場所はまだまだあります。

トイレ掃除は掃除機がけから始めましょう。

トイレには換気扇が回っているため、意外とホコリが集まりやすい場所です。まず掃除機を使って上から順にホコリを吸いとりましょう。いきなり水拭きするとホコリが“だま”になってしまいます。

クエン酸が大きな味方!

トイレの壁や床、便器と床のつなぎめの尿汚れには、酸が効果的です。
クエン酸水を含ませた雑巾で拭きましょう。

届きにくい場所は道具を工夫しましょう。

便器のフチの裏側は、トイレブラシよりも小さい、靴洗い用のナイロンブラシを使うと隙間までしっかり届きます。
便器とフタの隙間など、せまいところは不要になったカードなどに古布を巻きつけたものを使うと、汚れを落としやすく便利です。

トイレ

トイレ掃除におすすめの手袋はこちら

  • おそうじでつかっ手 24枚入

    サッと取り出して、手軽に交換できる、使いきり手袋です。

バスルーム

バスルームで困るのが、こすってもなかなか落ちないカビ。面倒だからと普段のお掃除では放っている方も多いのでは。この機会に解決しましょう!

トイレットペーパー+洗剤でカビを落とす

こすっても落ちないカビは長い時間洗剤をつけて落とします。まず、トイレットペーパーでタイルの目地に合わせて「こより」を作り、カビ取り洗剤を吹きつけながら、カビのひどい部分に貼っていきます。貼る前にはタイルの目地をよく濡らしましょう。
最後に、水シャワーでトイレットペーパーごと流して終了です。

  • ・カビ取り洗剤は非常に強力なため、市販の洗剤を使うときは、必ず手袋をはめましょう。
  • ・洗剤を使う際は換気に十分注意してください。
  • ・カビがひどい場合は、一晩くらい置くこともおすすめです。長時間置く場合は、台所用ラップをかぶせて乾燥を防ぐとさらに効果的です。

バスルーム

バスルームの掃除におすすめの手袋はこちら

  • ナイスハンドミュー厚手

    丈夫な厚手タイプなので、タイルをブラシでこすったりする力の必要な作業にもお使いいただけます。

キッチン

キッチンで毎日のように活躍する換気扇。油汚れがこびりついていませんか?その頑固な汚れ、簡単に落とす方法をご紹介しましょう。

お湯と洗剤につけてこすらず落とす

プラグを抜いて電源を落としてから、換気扇のネジをはずし、取り外せるパーツをすべて取り外します。
部品が入る大きさのダンボール箱にゴミ袋を張り、中にお湯とアルカリ性洗剤を入れて浸し液を作ります。モーター以外の部品を袋のお湯の中に30分程度浸します。
モーターや外枠など、浸せない部品は洗剤を染み込ませた古布などで拭きます。最後に、もとどおり部品を組み立てて完成です。

  • ・熱湯を使うと汚れがよく落ちます。やけどに注意しながら行いましょう
  • ・こびりついた汚れがある場合は、割り箸や金属製のヘラなどでこそぎ落としてから浸しましょう
  • ・コンロの五徳や換気扇レンジフードのフィルターも同様につけこんで汚れを落とす場合は、塗装などがはがれることもあるので注意しながら行いましょう

キッチン

キッチン周りの掃除におすすめの手袋はこちら

  • ナイスハンドミュー薄手

    手にフィットして、指先感覚が活かせる薄手タイプです。

その他

中には自分でやるよりも、プロにまかせたほうがいい場所もあります。

エアコンはプロの高圧洗浄がおすすめ

市販の洗浄剤では、フィンの汚れを落とすだけ。その汚れがダクトに詰まってしまうトラブルも多く見られます。ご家庭では吹き出し口の拭き掃除にとどめて、高圧洗浄で根こそぎきれいにしてくれるプロにお願いしてはいかがでしょうか。
アレルギーなど敏感体質の方がいるご家庭では、年に1度くらいの清掃をおすすめします。

その他