DX推進の取り組み

DX認定事業者に認定されました
2025年1月、ショーワグローブは「DX認定制度」に基づき、経済産業省が定める「DX認定事業者」を取得しています。
「DX認定制度」とは、経済産業省が主導する「情報処理の促進に関する法律」に基づいた認定制度です。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた取り組みを評価し、DX推進の準備が整っていると認められる企業を「DX認定事業者」として認定するものです。
DX認定事業者に認定されました
DX推進の背景
現代の製造業を取り巻く環境は、原材料や為替の不確実性、労働人口の減少による慢性的な人手不足など、不可逆的な構造変化に直面しています。
また、グローバル市場における競合のデジタル投資の加速やAIの非連続的な進化を背景に、対応の「スピード」と「データ活用力」が企業の競争力を左右する時代となりました。
ショーワグローブの経営ビジョンは、「世界中の手を守り、安心と安全をお届けすることで社会に貢献する」ことです。このビジョンは、製造業として果たすべき使命である「創って、作って、売る」活動に深く根ざしています。特に、デジタル技術の導入は、このビジョンの実現において重要な役割を果たします。
全ての部門において、IoTやAI、データ分析を活用することで、より高品質で安全な製品を効率的に生産し、迅速に市場へ供給することが可能となります。また顧客からのニーズをデジタル技術により収集、集約し、求められる手袋を社会にお届けします。これにより、ショーワグローブの手袋は「安心」と「安全」を提供し、社会への貢献をさらに強化します。デジタル技術の導入は、単なる業務効率化にとどまらず、企業の競争力を高め、持続可能な社会の実現に向けた基盤となります。
「SHOWA DIGITAL VISION 2030」の策定
2030年に向けた新たな羅針盤として「SHOWA DIGITAL VISION 2030」を策定しました。
ショーワグローブの目指す姿は、「変化を力に。デジタルで一歩先へ。」です。 目指すゴールは、特定のシステムを構築することではありません。その時々の最新技術を主体的に、そして柔軟に使いこなし、いかなる環境変化にも素早く適応して成長し続ける「組織のあり方」そのものを変革することです。
このビジョンを成し遂げるため、部門の壁を越え、3つの強固な柱を挙げ、「One SHOWA」の精神で築き上げていきます。
人財
デジタルスキルの向上と変革意識の醸成を図るため、全社員を対象としたDXリテラシー教育を実施します。同時に、データ分析やAI活用を牽引する「DX専門人材」や、各部門で変革を主導する「DX推進人材」を体系的に育成し、組織全体で自律的に価値を創出する基盤を作ります。外部パートナーの知見も柔軟に取り入れ、組織のケイパビリティを最大化します。
データ
これまで部門ごとに点在していた生産・販売・顧客などのデータを一元管理するデータ基盤を構築し、「同じデータを見て、同じ事実から判断する」データ駆動型経営を実現します。高品質でAIがすぐに活用できる状態のデータ基盤と、強固なセキュリティ・ガバナンス体制を確立し、迅速かつ精緻な意思決定を支えます。
データ基盤を活かしたサプライチェーン上の在庫削減やマーケットインの高度化を図ります。
企業文化
私たちが最も重視するのは、変化を受け入れ強みに変える組織文化です。「相互信頼」「情報共有」「挑戦の賞賛」を掲げ、失敗を恐れず新しい一歩を踏み出す行動を称賛します。成功も失敗も会社の財産として共有し、部門の壁を越えたコミュニケーションを活性化させることで、全員が主役となる「One SHOWA」の文化を育みます。
これらの取り組みを通じて、ショーワグローブは顧客中心の企業へと進化を遂げ、変化の激しいグローバル市場において確固たる地位を築き、持続的な成長と社会貢献という使命を果たしていきます。
DX推進の背景
DX推進体制
当社は、全社的なDX推進のために財務経営企画室のDX推進チームを中心に、各部門から選任された推進メンバーで組織を構築しています。各現場の実務経験と専門知識を活かし、組織横断で変革を牽引します。私たちは組織全体で一丸となり、デジタル変革を加速させ、未来に向けて大きく前進しています。
DX教育プログラム
デジタルスキルの向上と変革意識の醸成を図るため、全社員を対象に教育を実施します。特にマネジメント層と推進メンバーには、企業文化の醸成やデータ活用スキルの向上を目指した専門的なトレーニングを行い、業務改革を進めていきます。
DX推進体制
データ活用基盤の構築
ITインフラの刷新に加え、今後、データ活用基盤の強化に着手します。この基盤は、「生産性向上」「データ駆動型経営」「顧客体験の向上」といった、今後の戦略を支える中核的な要素です。企業全体でのデータドリブンな意思決定を支えることで、新たなビジネスチャンスの創出や競争力の強化を目指します。
データ統合と蓄積
生産データ、販売データ、顧客データなど、全社で生成されるあらゆるデータを一元管理し、データウェアハウスやデータレイクを導入します。これにより、データの統合と蓄積を進め、生産性向上やデータ駆動型経営、顧客体験の向上に直結する形でのデータの可視化を実現します。例えば、KPIダッシュボードの作成によって経営陣の意思決定フローの明確化されることや、蓄積されたデータによる需要予測精度の向上により、業務効率が飛躍的に向上します。
データ分析環境の整備
最新のBIツールやデータ分析プラットフォームを導入し、迅速かつ的確なデータ分析が行える環境を構築します。これにより、データ駆動型経営が実現し、経営陣や各部門がデータに基づいた精緻な意思決定を行うことが可能となります。また、顧客体験の向上においても、蓄積されたデータを活用して顧客ニーズを深く理解し、パーソナライズされたサービスを提供することで、顧客エンゲージメントを高めます。
データガバナンス体制の確立
データの品質管理やアクセス権限の管理、セキュリティ対策の強化を図り、堅実なデータガバナンス体制を構築します。この体制は、企業の競争力を高め、持続可能な社会を実現するために不可欠な基盤となります。例えば、生産プロセスのデータを厳格に管理することで、安定した生産活動を維持し、データに基づいた業務改善が可能となります。さらに、顧客データの適切な管理により、顧客体験の向上と同時に信頼性の確保を実現します。
データ活用基盤の構築
~中期経営計画「VISION 2030」達成に向けて~
中期経営計画「VISION 2030」における「2030年に売上610億円達成」を念頭に、DX推進の進捗を包括的に評価するためのKPI設定を現在進めています。現時点では以下の各戦略における具体的な成果指標を暫定的に設定し、DX推進の効果測定と改善に役立てます。
KGI達成に向けたKPI
  • ・売上高:中期経営計画の売上高610億円達成に向けた年間売上高目標の設定と達成度合い
  • ・新規代理店開拓推進:新規代理店契約数の測定
  • ・コミュニケーションツール・グループウェア利用率:生成AI及びDXツールにおける従業員の利用率・定着度の測定
  • ・データ活用:KPIダッシュボードを活用した意思決定フローの明確化と需要予測による在庫適正化
さらに、部門間連携の強化などの定性的指標も設定し、多角的にDX推進の成果を評価します。これらの指標は、定期的に見直しを行い、より精度の高い評価と効果的な改善につなげていきます。
最後に
私たちショーワグローブは、DX推進を通じて企業の競争力を強化し、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たしていきます。この取り組みは、単なる業務のデジタル化にとどまらず、企業の未来を築くための基盤であり、すべての従業員が一丸となって取り組んでまいります。
ショーワグローブのビジョンである「世界中の手を守り、安心と安全をお届けすることで社会に貢献する」を実現するため、デジタル技術の活用は不可欠です。これからの競争環境において、デジタル技術を最大限に活用し、顧客に新たな価値を提供してまいります。
この方針のもと、新たに『SHOWA DIGITAL VISION 2030』を策定し、最先端のデジタル技術とデータの活用によって業務プロセスの刷新とビジネスモデルの変革を力強く推進してまいります。
この取り組みを通じて、ショーワグローブはさらなる成長を遂げ、社会に貢献し続ける企業でありたいと考えています。

2026年9月1日
ショーワグローブ株式会社
代表取締役社長 田中祐一朗

田中祐一朗