ロリータモデル&看護師 2つの仕事をこなすカリスマの美容ケアとは

ロリータモデル&看護師
2つの仕事をこなすカリスマの美容ケアとは

青木美沙子 さん Misako Aoki

青木美沙子 さん
Misako Aoki

青木美沙子 さん Misako Aoki

ファッションモデル、看護師

ファッションモデル、看護師。ロリータファッションのモデルとして活躍しながら正看護師としても働く。2009年に外務省が任命する「カワイイ大使」に就任。2013年にロリータファッションの普及のために「日本ロリータ協会」を設立。ロリータファッションに関連したさまざまなプロデュース業も行っている。

高校生の頃、ファッション誌にスカウトされたことを機に、ロリータファッションの魅力に取りつかれた青木美沙子さん。2009年には外務省より「カワイイ大使」に任命され、ロリータファッションの魅力を世界中に発信しています。その傍ら、現役の看護師として医療の現場にも携わっています。

仕事においてもファッションにおいても個性的なスタイルを貫く青木さんに、モデルと看護師それぞれの仕事への思いや、仕事を両立するための青木さんならではの美容対策についてお聞きしました。

コンプレックスを自信に変えてくれたロリータファッション

――そもそも、ロリータカルチャーとはどのようなものなのですか?

ロリータファッションって日本発祥のカルチャーなんです。フランスのロココ調というファッションをアレンジしたもので、90年代くらいに生まれました。しかも、非常に細分化されているんです。黒や白を基調としたゴスロリ、クラシカルな衣装を着るクラロリ、伝統文化と融合した華ロリ、和ロリなど実にさまざま。多分、400種類くらい存在していると思います。

――青木さんご自身のロリータファッションとの出会いを教えてください。

コンプレックスを自信に変えてくれたロリータファッション

きっかけは、高校生の頃に『KERA』というファッション誌の読者モデルになったことです。原宿を歩いていたときに声をかけられてストリートスナップのコーナーに載ったんですけど、翌月から読者モデルとして活動することになりました。その撮影でロリータの衣装が用意されていて。

初めてロリータファッションに袖を通したときは、ものすごく感動しました。大きくなっても「お姫様」でいられるファッションがあることに、ただただびっくりしたんです。

ロリータファッションとの出会い

ロリータファッションはかわいいことはもちろん、コンプレックスを隠すことができるのも良いところです。モデルをはじめた当時はコンプレックスだらけで。太っていたし、肌も荒れていて。でも、ロリータの衣装は体型を隠すことができるし、極力、肌も見せないので、コンプレックスがある自分でもモデルとして活動できた。それが少しずつ自信につながっていきましたね。

――2009年には外務省から「カワイイ大使」に任命されました。どんな活動をしていたのでしょう?

カワイイ大使としては、ロリータファッションを通じて日本を好きになってもらうための活動をしてきました。日本のコスプレやアニメが海外に浸透するにつれて、ロリータも世界的にメジャーになってきています。特に中国での人気はすごいですよ。

カワイイ大使の任期を満了してからも、私は世界各国を訪れて現地のロリータファンと交流を深めています。こちらからロリータの文化を伝えるだけでなく、その国のことを教えてもらえるのが嬉しいですね。言葉が通じなくても、ファッションという共通点でコミュニケーションが取れるんです。

「カワイイ大使」の活動

「ふたつの仕事を両立できる自分」が何よりのモチベーションに!

――モデルとして活躍される青木さんですが、実は現役の看護師でもいらっしゃいます。

カワイイ大使に就任していた時は1年間、看護師の仕事はお休みしたんですけど、今はモデルの仕事を中心にしながらも、月に5回以上のペースで訪問看護を続けるようにしています。

そもそも看護師を目指したのは、医療の現場を舞台にしたドラマが大好きだったことがきっかけのひとつですね。単純に、白衣に対する憧れも抱いていました。それから、両親が共働きだったこともあって、母のように働き続けるために手に職をつけたいという思いが強かったことも後押ししていると思います。

看護師になるためには国家試験に合格しないといけない。そういう目標があったからこそ頑張れたんでしょうね。気合いを入れるため、試験にロリータ服で臨んだら後ろの席の人に嫌な顔をされたりもしましたけど(笑)。

「ふたつの仕事を両立できる自分」が何よりのモチベーションに!

――ふたつのお仕事の両立は大変ではないですか?

学校を卒業後、5年間は大学病院に勤務していたんです。その時は忙しかったですね。夜勤前にモデルの撮影があって、そのまま夜勤に向かう。病院での仕事が終わったら、次の撮影へ、というスケジュールも当たり前だったので、睡眠時間なんてほぼなかったんです。でも、若かったから体力もありましたし、移動中に仮眠をとって乗り切っていました。

確かにモデルも看護師も続けるのは大変ですけど、違う世界に身を置くことが気分転換になりますし、仕事を両立できていることがモチベーションにも繋がる。看護師という現実的な仕事をしていることで、ファンタジックなロリータ文化を伝える自分の言葉が説得力を持つという側面もちょっとあるのかなって思っています。

「ふたつの仕事を両立できる自分」が何よりのモチベーションに!

忙しい毎日だからこそ「ながらケア」でカワイイをキープ

――忙しく充実した日々を過ごす青木さんですが、モデルとして美しさを保つために特別なケアはされているんでしょうか?

ロリータ服は高価なので、基本的には美容にお金を使うよりは服を買いたい!そんな自分が美容に関して意識しているのは、時間を有効に使うことですね。1日まるまる休みということがあまりなかったりするので。例えば、髪の毛にドライヤーをかけながら顔パックをして、同時にスマホでブログを更新してしまいます(笑)。

ハンドケアも「寝ながら」ですね。ワセリンをたっぷり塗ってラップを巻き、その上から手袋をして寝るようにしています。翌朝にはつやつやになりますよ。手袋の裾が短いと寝ている間に脱げてしまうので、手首までしっかりカバーできる長めのタイプだと安心ですね。実は、看護の仕事で床擦れ治療のためにラップを使うことがあるんです。その経験を保湿ケアに活用してみました。

敏感肌のうえ、看護師の仕事では手をしょっちゅう洗うので、特に手あれがひどくて。メイクシーンの撮影では手まで写り込むのでハンドケアは欠かせないんです。

忙しい毎日だからこそ「ながらケア」でカワイイをキープ

(2019年10月10日取材)

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