精密機械工業ますます精密化する電子部品や半導体、液晶、太陽電池などの製造工程、
そして自動車製造工程など、クリーン・静電気対策は広く求められる
ようになっています。作業ごとに適した手袋をご紹介します。
クリーンルーム内の作業に
手袋からの発塵が少ない手袋がおすすめです。また、インナー手袋を着用すると手袋内部のムレやベタつきの軽減につながります。
クリーンルーム対応品
クラス100でパッキングしたクリーンルーム対応品です。
インナー手袋でムレ対策
あらかじめインナー手袋を着用することで、長時間の作業でも手袋内部がムレにくく、快適に作業ができます。
組立作業に
長繊維を採用し、手袋からの発塵を抑えた低発塵手袋がおすすめです。手袋からのホコリや糸くずの発生を抑え、精密部品の組立など細かい作業に適しています。
手のひらスベリ止め加工
ホコリが発生しにくい長繊維を採用しています。発泡ポリウレタンを手のひらにコーティングしているため、高いスベリ止め効果を発揮します。通気性に優れ、長時間の作業でもムレにくく快適に作業ができます。
汚れが付きにくい 手のひらスベリ止め加工
特殊配合のポリウレタンをコーティングしており、汚れが付着しにくく、付着した汚れも落ちやすい手袋です。手袋に付着した汚れによる転写防止にも役立ちます。
検査作業に
細かな部品を取り扱う検査作業には、指先までぴったりフィットする低発塵手袋がおすすめです。スベリ止め加工を施したタイプを使うと部品もしっかり掴めて安心です。
指先スベリ止め加工
指先に発泡ポリウレタンをコーティングした低発塵手袋です。コーティング部分は高いスベリ止め効果を発揮し、細かな部品の取り扱いに適しています。
素手感覚が活かせるディスポーザブルタイプ
より細かな作業性が必要な方には、指先までぴったりフィットし、素手感覚で作業ができるニトリルゴム製のディスポーザブル手袋がおすすめです。伸縮性があり、やわらかく手にフィットするため、長時間の作業にも適しています。
静電気トラブル予防に
静電気に敏感な電子部品を扱う際には、まずは人体のアースを取り人体に静電気が溜まらないようにするのが基本です。さらに部品に直接触れる機会の多い手袋には、接触帯電や摩擦帯電を起こしにくい性能が求められます。
静電気対策手袋
静電気対策手袋は、部品と手袋の間に発生する静電気を効率的に減衰させ、部品の静電気破壊を防ぎます。スベリ止め加工を施した通気性のあるタイプの手袋と、素手感覚で作業ができるニトリルゴム製のディスポーザブル手袋を取り揃えています。
切創事故防止に
パネル製造工程などにおける切創事故防止に、切れにくい機能性繊維を採用した耐切創手袋がおすすめです。
耐切創手袋 低発塵タイプ
引張強度や耐候性、耐薬品性に優れた高機能繊維である、超高強度ポリエチレン糸(HPPE糸)で編み上げた手袋です。長繊維を採用しているため、ホコリや糸くずなどの発生を抑え、精密機器の取扱いに適しています。
薬品を扱う作業に
化学薬品には皮膚障害や健康障害などのリスクがあります。安全対策として、耐薬品手袋の着用をおすすめします。
耐薬品手袋
化学防護手袋の規格基準であるJIS T 8116で規定されている、 耐浸透性能、耐透過性能のクラスを参考にして手袋を選びましょう。