化学物質対策
化学物質のリスクから手を守るために
国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類にのぼり、その中には、危険性や有害性が不明な物質が多く含まれます。
化学物質を原因とする労働災害(がん等の遅発性疾病を除く。)は年間400件程度で推移しており、がん等の遅発性疾病も後を絶ちません。こうした状況を踏まえ、労働者の安全と健康を保護するために新たな化学物質管理体制の導入に向けた法令改正が実施されました。
法令の変更
労働安全衛生法関係政省令改正に伴い、2024年4月1日より、皮膚等障害化学物質等(※)を製造・取り扱う労働者に対して、不透過性の保護衣、保護手袋などの適切な保護具を使用させることが義務化されました。
※ 皮膚等障害化学物質:皮膚若しくは眼に障害を与えるおそれ又は皮膚から吸収され、若しくは皮膚に侵入して、健康障害を生ずるおそれがあることが明らかなもの
化学物質のリスク
化学物質のリスクには、直接皮膚に接触することによって生じる皮膚障害、そして体内に経皮吸収されることによって生じる健康障害があります。
これらはそれぞれ「浸透」と「透過」という現象によって引き起こされます。
透過・浸透のイメージ
化学防護手袋の性能
化学物質による皮膚障害や健康障害を防止するために、化学防護手袋を使用しましょう。化学防護手袋の規格基準であるJIS T 8116で規定されている、耐浸透性能、耐透過性能のクラスを参考にしてください。また、取り扱う化学物質の有害性や性状、作業の内容等にも十分注意してください。
ショーワグローブの化学防護手袋が役立ちます。

化学防護手袋 検索サイト chemrest.com
「chemrest.com」は300以上化学物質に対応した、化学防護手袋 検索サイトです。
使用している化学物質名もしくはCAS番号を選択すると、検索結果画面上に耐性の高いものから順番に手袋が一覧表示されます。また、商品名・商品番号からデータを閲覧することもできます。
さらに会員登録を行っていただくと、検索結果をダウンロードすることができるため、より利便性が高まります。
【免責注意事項】
本サイトで提供される情報は参考データであり、品質保証データではありません。作業環境・手袋の使用方法・化学物質との接触時間により手袋の耐性は異なりますので、ご使用の際には十分注意してください。